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ロック博士:バグース長谷川と永遠のパートナー:チャンティック亜沙美が繰り広げるロックな世界!FM Haro!76.1Mhzで毎週金曜20:00~22:00放送。毎月第2日曜は「バグースなロック講座」も開講中♪


by バグース長谷川
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今年ラスト!バグースなロック講座16th Missionの詳細♪

最近のこのブログ、ロック講座以外の記事をアップ出来てないという…。
申し訳ありません040.gif
必ず「そのうち」番組内容もアップ致しますよってにお許しくだたい。

さて、先週日曜日(12月9日)に行われたロック講座の詳細をばアップ致します。

来てくださった皆々様、本当にありがとうございました。
最近は、皆さまから癒されながらの講座だと、ヒシヒシと感じております。

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講座終了後の雑談会も本当に楽しいですよ!
まだ来た事のない方も来てみてください。
和気あいあいなロック講座も良いものです♪

さて、今年ラストとなった講座の内容はコチラ

ビスケットタイム・プレゼンツ
☆バグースなロック講座16th Mission☆

『フォーク:プログレその前に…クリスマスに聴く!
   英国が誇るロックン・フォークな世界♪』

~ロニー・レーン+他~

私、ロニーが大好きでございます。
個人的に、なぜか12月に聴きたくなるアーティストでもあります。
しかも前回までの英国ブルー・アイド・ソウル~英国スワンプ~
スワンプ・コネクション~米国スワンプ/ルーツ・ロック~へと繋がる音楽でもあり
さらに、次回以降行うであろう英国のフォーク(トラッド)へとも繋がるお人でありますです。

よって、ロニー・レーン+他に決まった次第034.gif

それでは、お届けした名盤:名曲の数々を!!

Faces / Debris (A Nod Is As Good As A Wink….To A Blind Horse : 1972)

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一般的にFacesの最高傑作と呼ばれている名盤。
バンドにとって3作目である。
説明不要、Facesらしさ満載の
ルーツ志向でルーズなロックン・ロール・アルバムだが
その中で一際耳を奪われるのが、このロニーの名曲である。
バンドを代表する大ヒット・ナンバー「Stay With Me」や
ロッド&ロン作の酔いどれロックに隠れがちではあるが
もっと評価されても良いのでは…と思える素晴らしいナンバーだ。
ロニーにしか出せない味のあるメロディが存在する名曲と言えるだろう。


Ronnie Lane And The Band “Slim Chance” / The Poacher
/ Anymore For Anymore (Anymore For Anymore / 1974 / 1st)


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Slim Chance名義の記念すべき1作目。
農場を営みながら作られた、とても牧歌的な名盤である。
ブルース、フォーク、カントリーといった、ロニーが本来好きな志向が前面に出ている。
ソング・ライターとしても、Facesを脱退したばかりの全盛期であり
彼特有の素晴らしいメロディを堪能する事が出来る。
The Poacherはロニー本人も「自分の曲の中で最高傑作」と言っていた名曲。
メンバーはブルース・ローランド, ベニー・ギャラガー, グラハム・ライル
ケヴィン・ウェストレイク, スティーヴ・ビンガム等。


McGuinness Flint / When I’m Dead And Gone (McGuinness Flint : 1970)

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元マンフレッド・マンのトム・マッギネスと
元ブルースブレイカーズのヒューイ・フリントが中心になって結成されたバンドの1st作。
他メンバーも強力で、アップル専属のソングライター・デュオであり
後にギャラガー&ライルで成功する事となる
ベニー・ギャラガーとグラハム・ライルが在籍(Slim Chanceでも活躍)している。
ポップさ・土臭さの両方を併せ持つだけでなく
上質で上品な音に彩られた作品に仕上がっている。
プロデュースはグリン・ジョーンズ。


McGuinness Flint / Sparrow (Happy Birthday, Ruthy Baby : 1971)

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マッギネス・フリントの2作目。
こちらもプロデュースはグリン・ジョーンズで
アコースティック・ギターの美しい響かせ方は天下一品と言えるだろう。
前作はギャラガー&ライルの曲と
マッギネス&フリント作の曲がバランス良く配置されていたが
このアルバムは1曲を除き全てギャラガー&ライル作となっている。
アルバム・ラストとなるSparrowは
メリー・ホプキンのシングル:グッドバイのB面に収録されているナンバー。
英国の気品溢れる隠れた名曲である。


Roger Morris / The Trail Of Tears (First Album : 1972)

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この時期のアーティストに多く見られる
「The Band:Music From Big Pinkによって方向性を見出した」
ロジャー・モリスの知る人ぞ知る名盤であり唯一作。
ゲストにブルース・ローランド、グレン・ロス・キャンベル
ジョン・ウェイダー、トミー・アイヤー等が参加。
元々、作曲家として活動したかったモリスは、この作品の後アメリカに渡り
ベアズヴィルで作曲家:裏方として活動を始める事となる。
しかし、2001年には約30年振りとなる2ndアルバムを
2004年には3rdアルバムをリリースしている。


The Kinks / Have A Cuppa Tea (Muswell Hillbillies : 1971)

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キンクスの11作目であり、ファンには人気の高い作品。
作風的に、どっぷりカントリー/フォークに浸かった作品ではあるが
他アーティストの「英国人の目を通して見たアメリカ」とは
一味も二味も違う作品に仕上がっている。
ロックがハイテクなモノになりつつあった時代の
レイ・デイヴィスの反骨精神が貫かれた作品とも言え
飛行機恐怖症ながら、ひとりで飛行機に乗り込み
恐怖とプレッシャーに自分を追い込んで作られた楽曲で制作されたアルバムである。


Andy Desmond / Beware! (Living On A Shoestring : 1975)

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リチャード・ギャレットとのフォーク・デュオ:ゴシック・ホライズンを経て
キンクスのコンク・レーベルからリリースされたソロ第一弾。
プロデュースはデイヴ・デイヴィスとジョン・ゴスリング。
ゴシック・ホライズン時代から、ポップ・センスの光るアーティストだったが
このソロ作でアンディ特有のポップさが爆発したと言えるだろう。
やはりこの作品も、アーシーなルーツ音楽への回帰を基調としているが
ポップなメロディを作らせたらバッド・フィンガーらにも負けない
素晴らしいメロディ・メイカー:アンディの力が十二分に発揮されている。
ポップス・ファンも必聴な名作である。


Ron Wood & Ronnie Lane Just For A Moment (Mahoney’s Last Stand : 1976)

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盟友:ロン・ウッドと製作した同名映画のサントラ盤。
実際の制作時期は1972年だが、映画サイドが裁判に巻き込まれ
1976年、やっと陽の目を見る事となる。
サントラの為、インスト主体のアルバムではあるが
カントリー:ブルースをルーツに
ゆったりとした田舎の風景を感じる事が出来る佳作に仕上がっている。
ゲストにピート・タウンゼント、ミッキー・ウォーラー、イアン・スチュワート
イアン・マクレガン、リック・グレッチ、ボビー・キーズ、ジム・プライス
ベニー・ギャラガー、ブルース・ロウランドらが参加。


Pete Townshend・Ronnie Lane / Annie
/ Heart To Hang Onto (Rough Mix : 1977)


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この作品は、ロニーがSmall Faces再結成に同意しながらも
それを途中で放棄したため契約上の問題となり
その契約義務を別の形で完うするべく、ピートが手を差し伸べ作られたアルバムである。
共作はタイトル・トラック1曲のみとなり
他は各々の曲を持ち寄ってレコーディングされている。
タイトル通り寄せ集め的アルバムにはなっているが
各曲の完成度はかなり高い。
プロデュースはグリン・ジョーンズ。
ゲストはチャーリー・ワッツ、ラビット、クラプトン、グラハム・ライル
ベニー・ギャラガー、イアン・スチュワート、メル・コリンズ
ジョン・エントウィッスル、ボズ・バレルと豪華。
ロニーとピートの顔の広さが伺える1枚である。


Lane-Marriott / That’s The Way It Goes (Majik Mijits: 2000)

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1981年、久しぶりに再会したロニーとマリオット(1991年死去)。
すでに病気で苦しんでいたロニーを見て
スティーヴから発案し制作された作品である。
各々の曲を持ち寄った楽曲で埋められているが、バランスはとても良い。
この作品での契約が決まりそうな時
その条件としてツアーに出る事が挙げられていたが
病気が進むロニーには酷な条件であり断念。
そのままリリースされず、ファンの間では幻とされていた作品である。


Help Yourself / Strange Affair (Strange Affair : 1972)

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パブ・ロックと言えば?
ブリンズレー・シュウォーツと共に
名前が挙がる事の多いHelp Yourselfの2nd作。
他全ての作品にも言える事だが
リーダー:マルコム・モーリーの書くメロディがとても素晴らしく
名ソング・ライターとしてのモーリーが堪能出来る作品となっている。
以前紹介したアーニー・グレアムが参加した唯一作という意味でも、貴重な1枚と言えるだろう。
バッファロー・スプリング・フィールド、CSN&Y、ニール・ヤングへの
深いリスペクトも感ずる作品であり、ファンから人気の高いアルバムである。


Tir Na Nog / Come And See The Show (A Tear And A Smile : 1972)

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アイルランド出身のLeo O’kellyとSonny Condellのフォーク・デュオ。
ティア・ナ・ノグの2nd。
アコースティック・ギターに必要最小限のパーカッションとストリングスを加えただけの
とても静寂した心洗われる作品である。
プロデュースはトニー・コックス。
1作目がフォーク愛好家から愛されており有名だが
その流れとフォーク・ロックを混ぜ合わせたような2ndは
ロック・ファンにとって聴きやすい作品と言えるだろう。
パーカッションの使い方、洗練されたフォーク感覚、アシッドな感覚が他とは一線を画している。


Stealers Wheel / Star (Ferguslie Park : 1974)

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SSWとして名を馳せる事となるジェリー・ラファティー(霧のベイカー・ストリートで有名)と
ジョー・イーガンによるユニットの2ndアルバム。
1stはバンドとして活動していたが
メインとなるジェリーの脱退・復帰といったトラブルを経て
デュオへと方向性が変わる事となる。
プロデュースはジェリー・リーバー&マイク・ストーラー。
ポール・マッカートニーを彷彿とさせる楽曲に
英国フォークを織り交ぜた作風が素晴らしい、正に名盤と言えるだろう。


Ronnie Lane / Kuschty Rye / Barcelona (See Me : 1980)


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ロニーの生前にリリースされた最後のオリジナル作。
ロニーは病気発覚後、Slim Chanceを解散させ農場経営に専念するのだが
78年~79年の大寒波により多くの家畜を失い、農場を閉鎖する事になってしまう。
この生前ラストのオリジナル作は、そんな中再起を目指し
多くの仲間達のヘルプを受け完成した作品である。
エリック・クラプトン、イアン・スチュワート、ヘンリー・マックロウらが参加。
ロニー、お気に入りの1枚でもある。
クシュティー・ライはピート・タウンゼント・プロデュース。
バルセロナはクラプトンとのスペイン公演の思い出を歌っている。


Ronnie Lane / Ooh La La (Live In Austin : 2000)

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80年代に入り、アメリカで生活するようになったロニーのラジオ用スタジオライブ集。
病状がかなり進んでいた頃で、当然声は衰えているが
ゆっくりと言葉を噛みしめるように歌っている分、曲に別の感情が生まれているようだ。
バックはオースティンの地元ミュージシャンが主体。
英国らしさは薄らいでいるが、よりルーツに沿った演奏が
ロニーの楽曲の素晴らしさをさらに魅力的なものにしている。
ロニーの飾らない人柄が最もよく出た、生の録音集である。


Wings / Rockestra Theme (Back To The Egg : 1979)

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新生ウィングスとして原点に戻ろうと意欲的に制作されたが
結果的にラスト作となってしまったアルバム。
この作品の中で2曲のみではあるが
総勢23名にものぼる参加メンバーで演奏される曲が注目を集めた。
それがRockestra Theme / So Glad To See You Hereである。
タイトルはロックとオーケストラの融合という意味。
79年のグラミー賞:最優秀インストゥルメンタル賞を受賞している。
参加メンバーは、ロニー・レーン、ピート・タウンゼント、デヴィッド・ギルモア
ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズ、ゲイリー・ブルッカー
ケニー・ジョーンズ、レイ・クーパー等。
ザ・フーのキース・ムーンも参加するはずであったが
セッションが行われた10月を待たず他界している(9月7日死去)。


以上004.gif

今回は、いつにも増してゆったり心地良い楽曲が多く
途中、眠気と戦いながらの講座でしたが(笑)037.gif
それもまた良しですな029.gif

さて、次回のバグースなロック講座は来年1月となります!
もう2013年だぁ~035.gif
早いですな、ホントに。

という事で、ここで次回の告知をしておきます!

2013年1月13日(日曜日) PM8:00~10:00の約2時間

受講料 ¥2000+1 ORDER

ご参加希望の方はメールまたはお電話で御予約お願いします。

メール:biscuit-time@hamaraji.com
電話:053-522-9182(PM 2:00~夜中まで・火曜定休)

当日 ビスケットタイムの駐車場が限られますので
なるべく、バスなど公共交通機関の御利用をお願い致します。

講座後、飲んでいかれる方はタクシーをご利用くださいませ。

お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。


2013年の1発目は17th Missionです!!
17回目でごわすよ~。
しかももうテーマは決まっているのだ048.gif

2012年1月の時と同じく、こんなテーマでいかせて頂きます!

『バグース的:2012年アルバムベスト10』
~2013年をより良く過ごす為のおさらい~

これまたお客様からの要望も強く
期待にお応えしてやるざますよ!!

バグースなロック講座を、2013年も宜しくお願い致します040.gif
うぷぷぅ。


By バグース長谷川

P.S
バグース長谷川の別の顔004.gif
エクステリア:ガーデンのデザイン/プランニングのFun Create!
コチラがホームページでございます☆
御覧くださいませ
エクステリア(外構):お庭のデザイン・プランニング・施工のFun Createのホームページ
by bagus-rock | 2012-12-14 02:01 | ロック講座